これからヨガインストラクターになりたい方に
ヨガアライアンスのウエブサイトに登録されているRYT200スクール(RYS200)を採点・比較しました。RYT200資格取得は、ヨガインストラクターとしての第一歩です。
RYT200(Registered Yoga Teacher 200)は、アメリカの非営利団体ヨガアライアンスが認定する世界標準ヨガインストラクター資格です。RYT200になるためには、RYS200(Registered Yoga School 200)で200時間の講習を受け、ヨガアライアンスに登録する必要があります。
日本国内でヨガインストラクターをするための免許はありませんので、そういう意味ではRYT200になる必要はありません。ただ、ヨガインストラクターに必要な能力は、レッスン力と集客力なのですが、その2つを同時に得られる方法がRYT200になることなので、事実上RYT200は必須となります。
RYT200は不要という意見を聞かれた方もおられるかもしれませんが、少し古い情報だと思います。確かに、2015年頃まではヨガインストラクターの中でRYT200の人の方が少ない状態でした。その後、RYT200の割合が徐々に増えてきて、RYT200の率が急激に上がり、2020年からのオンライン特例で、新に活躍し始めたヨガインストラクターのほとんどがRYT200となっています。現状で、あえてRYT200以外の方を採用するヨガスタジオは少ないでしょう。
ヨガ講師歴の長い先生は、すでにレッスン力と固定客をつけておられるので、RYT200は不要と言われる方もおられますが、現実的にこれからヨガインストラクターを目指す方には一番の近道であることは間違いありません。
ヨガインストラクターになりたいけど、RYT200にはなりたくないという方には、裏技はあります。一番簡単な裏技は、大手ホットヨガスタジオなど、自社で1週間から1ヶ月程度の講習を行って、そのまま自社のレッスンに出すタイプの会社に当たっていくことです。
ただ、この方法は、その会社のシークエンスが出来るようになるだけで、解剖学やヨガ哲学などの大切な知識が付かないし、他スクールでは全く通用しないという欠点があります。
自分で修行するという裏技もあります。RYS200やRYS300のスクールが主催するワークショップを自分の好みに合わせながら、200時間以上受ければ、RYT200と同等のレッスン力と集客力は付きます。
ただ、この方法の欠点は、普通にRYT200コースを受けるより、時間も費用も労力もかかる傾向にあることと、RYT200と名乗れないことです。RYS200やRYS300のスクールで、お得な200時間以上の独自コースなどがあれば、検討してみてもよいかもしれません。
既存のヨガスタジオやスポーツジムでオーディションを受けて、コマ単位でヨガレッスンを行う仕事です。現状では、RYT200であるか、すでにレッスン経験があるかでないと、オーディションに呼んでもらったり、通過したりするのは難しいと思います。
スタジオインストラクターと並行して行う方が多いのが、低リスクの会場を使っての独自開催ヨガ教室です。代表的には、自宅・貸し会議室・お寺・カフェの空きスペースなどです。RYT200だと講師紹介に使えるので、集客が容易になります。
RYT200のレッスン力と集客力を使って、ヨガイベントを行い事も出来ます。外ヨガイベントやマルシェでの出店などで、知名度のアップも狙えます。
オンラインヨガもリスクを抑えて始められるお仕事です。最低でもRYT200は肩書きとして持っておきたいです。ZOOMで行うレッスンやユーチューブを使った情報発信など、やり方はいろいろあると思いいます。
RYT200になってヨガインストラクター人生をスタートしたあとの、とりあえずの目標は自分のヨガスタジオを持つことです。実店舗を持ち、法人化することで社会的な認知度・信頼度が一気に増します。実店舗がないと、新しいサービスを始めても信頼されにくいので、3年以内くらいに小さくてもよいので、マイスタジオを始めたいですね。
その他にもRYT200の肩書きを持っていれば、ヨガインストラクターとしての一定の信頼は得られますので、いろいろな活用が考えられます。ヨガカフェや出張ヨガ、託児ヨガ、企業向けヨガ、シニアヨガなど自分の興味のあるものと組み合わせて楽しめます。
要は、レッスン力と集客力があれば、携帯は自分の好きなように出来ますので、まずはRYT200をとって基本的な経験を積んでいくのがよいでしょう。
2020年から2023年までのオンライン特例に基づいて、安価で移動の手間もないオンラインのみのRYT200コースが提供されていますが、ヨガインストラクター経験がない方は、絶対に避けるようにしてください。対面でないと学べないことがいっぱいあります。
ドライブシミュレーションだけしかしたことのない人の車に乗りたいですか?空手の通信教育を受けた人をボディーガードに雇いますか?それと同じです。ヨガレッスンを実際にしたことはないRYT200ヨガインストラクターにヨガを習いたい人や雇いたい人はいないはずです。
RYT200になるだけで、収入を得られるわけではありません。ヨガインストラクターとして、収益を上げていく方法がとても重要です。
実例や実体験に基づいたRYT200の収益化方法を解説してくれるスクールを選びましょう。マーケティングスキルは、これまで個人事業主やマーケティング担当しての経験がない方は、ほとんど知らない内容ばかりだと思います。
ヨガアライアンスは、アメリカの非営利団体で、RYS200の認定に関しては厳しく基準を満たしているかをチェックするのですが、その後どのように運用されているかについては、ほとんどチェックしていません。というか、現実的にそんな人員はいないのだと思います。
そのせいで、移動日も含めて南の島で10日間でRYT200になれるなどという現実離れしたスクールが存在します。200時間の講習を10日間で出来るはずもないので、レッスン力も集客力もないお金だけ払ったRYT200ヨガインストラクターが量産されています。その他、基準を満たしていない運用をしているスクールはたくさんありますので、このサイトをご覧になった皆様はくれぐれも気をつけてくださいね。
RYT200ヨガインストラクターになると、学ぶ楽しさを知るのと同時に、上位資格であるRYT500, RPYT, RCYTへの興味も湧いてきます。また、YACEPワークショップも資格の継続のために必要になります。そういった継続学習もできるRYS300, RPYS, RCYSで学んでおいた方がよいでしょう。
ヨガスクール選びに限ったことではないのですが、直接電話して対応を見るというのが一番分かりやすいと思います。また、資料請求したらすぐに送られてきたり、メールやLINEの返信が早くて正確だったりするスクールもよいですね。
オーナーやリードトレーナーが直接対応してくれるスクールの方がよいと思います。誰が責任者か分からないスクールだと、困ったことがあったときの対応が難しくなります。
少なくとも200時間を学ばないといけないスクールですので、気持ちのよい対応をしてくれるスクールを選びましょう。
当サイトの基準に基づいたRYT200ヨガアライアンス登録スクールBest3です!RYT200は、ヨガインストラクターとしてのスタートですので、必ず対面実習があるスクールを選んでください。
第1位は、各地で対面実習を行われている実直なスクール「ぼっこ」様です。
「資格の活用」に重点をおいて指導されているスクールです。RYT200ヨガインストラクターは、ヨガインストラクターとしてのスタートですので、ヨガインストラクターとしての働き方の種類やコツ、考え方を伝えてもらえる講座は魅力です。オーナーやリードトレーナーとの距離が近く、卒業後も相談に乗ってもらえると評判です。
RYT200コースは、対面実習を必修にされているのが、とても良心的です。会場も東京・静岡(浜松)・岐阜・滋賀・京都・大阪・岡山・広島と、かなり広い範囲で開催されています。リテイクも無料なので、納得するまで学ぶことが出来ます。
資格の活用に力を入れられており、講義の中で、ヨガインストラクターとしての働き方の種類や、各種ツールの解説などもあるそうです。実際に卒業生の多くが、ヨガインストラクターとして活躍されており、サイト内でも紹介されています。
RYT500, RPYT, RCYTといった継続ヨガアライアンス資格も取ることができるので、安心です。2016年にヨガスタジオ設立、2018年からヨガスクール開校と新しいスクールさんですが、若い女性オーナーがどうやって急速にスクールを成長させ、ヨガアライアンスの全ての資格の認定を得たのかを直接聞くことが出来るのも、これからヨガインストラクターを仕事にしたい方には、うれしいです。
医学的な観点にも力を入れたスクール
医師との関わりのあるワークショップや動画を発信しています。全国にスクールと提携校をもち、対面とオンラインの両方のコースをもっています。RYT200に関しては、必ず対面実習のあるコースを選びましょう。イベントやワークショップの開催も多く、情報発信も活発で利便性の高いスクールです。なお、RYS200の規定で、医療行為と取られる表現は使えませんので、あくまでも医師の監修という形になります。
全国にライセンススクールを急速に増やされていますが、できれば直営スクールでの受講をお勧めします。ライセンススクールで受講をする場合は、各ライセンススクールがヨガアライアンスの規定を満たしているかどうかを、直接訪れて確かめましょう。リードトレーナーが、E-RYT500であり、150時間以上の講義を担当するなどの基準があります。ライセンススクールが基準を理解していない場合は、要注意です。
2011年創立で比較的新しいスクールさんですが、全国展開されています。こちらのスクール様にも、直接知っている卒業生の方と、間接的に知っている卒業生の方が数名います。
ワークショップなども充実していて、ウエブサイトも非常に綺麗で情報発信も盛んにされています。受講料も対面を中心とされていることを考えると、かなりリーズナブルです。
本校などの評判はよく、大手よりもリーズナブルな受講料ですが、しっかりと指導してもらえるそうです。スタッフも若い方が多く、和気あいあいとした雰囲気だそうです。
一番注意したいのは、2021年から始められている「OMYOGAライセンスオーナーによる講座」です(2023年2月現在、新宿、浅草橋、八丈島、横浜、葉山、十勝帯広、神戸三宮、豊岡、呉、山口、熊本、宮崎、沖縄)。オムヨガ様は、2019年くらいから他のヨガスタジオを借りて、出張RYTコースをされていて、それは本校から講師が派遣されていたということなので、全く問題がない事だったのですが、2021年からの「OMYOGAライセンスオーナーによる講座」は、ヨガアライアンスの規定を満たしているか、講座ごとに面談や見学を通じて、確かめられた方がよいでしょう。
カリキュラムはオムヨガ本校のものを用いているので問題が無いですが、教えるリードトレーナーの方がRYT200コースであれば、E-RYT500となっているかを講座ごとに確認しておいた方がよいと思います。その上で、納得されればお申込みになるとよいと思います。
面談や見学を受け付けているようですので、まずはこれらに申し込んでみてはいかがでしょうか。
リーズナブルな料金の「ヨガフォーライフ」様が第3位です。
スクールネーム通り、ヨガで幸せな生活を送るというコンセプトのスクールです。やや大きめのテーマですが、クラス構成をみていると、健康や美、子育て、マタニティーなどの側面でテーマを持って教えられています。
RYT200に関しては、オンラインのみのコースと対面との併用のコースがありますが、必ず併用のコース(mixコース)を選ぶようにしてください。オンラインのみのコースは、全くお勧めできません。
2015年創立でかなり新しいスクール様です。東京を中心に堅実に活動されている印象です。ヨガスタジオの実店舗があるタイプのスクールですので、一定の安心感があります。生活を幸せにするヨガというコンセプトに響く方には、よいスクールだと思います。
直接の噂を聞いたことがないのですが、ウエブ上にいくつか口コミがあり、悪いものはありませんでした。ただ、グーグルの口コミもスタッフが書いているものもあり、2年前の一時期に集中しているようです。ヨガアライアンスのレビューも平均4.9を越えてしまっているので、初回登録代行をされている可能性もあります。ウエブ上の評価は、参考程度にされた方がよいと思います。
受講料金も明瞭な表示でリーズナブルです。RPYT, RYT500も取得できるので、かなり幅が広いですが、RCYTが取得できないのはやや残念です。
やはり、本社が香港というのは気になります。スクール様が堅実に運営されていても、中国政府による香港への介入が日に日に増していますので、自治権はほぼなくなっており、チャイナリスクを取り除けません。
中国企業への個人情報の供与・トラブルになったときに中国企業相手に訴訟することが非常に難しいこと・中国の政情次第で本社との人の往来や送金が滞る可能性などのチャイナリスクが気にならない方は、お申込みになってもよいと思います。